県立笠岡商業高等学校 商業科 3年 徳山 菜摘さんが平成28年10月23日(日)実施の全国商業高等学校協会主催「会計実務検定」に合格し、これで全商検定1級の全9種目制覇を達成しました。
徳山さんは、日商簿記検定2級や実用英語技能検定2級にも合格し、また2年生の夏休みにはシンガポールに短期留学するなど、挑戦できることには積極的にチャレンジしてきました。今後は、東京の大学に進学し、日商簿記検定1級取得や国内外で活躍できる公認会計士を目指して取り組む予定です。
11月16日(水)から18日(金)にかけ、標記大会が宮崎県都城市「宮崎県都城市総合文化ホール」にて盛大に開催されました。
各都道府県、ブロック大会を勝ち抜き出場する21校の発表は、どれも見応えがあり、優劣を付けるのに忍びない内容であったと感じます。
また、出場生徒は同じような思いで地域のために力を尽くそうとする仲間との交流を楽しみ、互いの研究内容から多くの学びを得ることができました。
【 最優秀賞/文部科学大臣賞/産業教育振興中央会賞】
北海道旭川商業高等学校
「Promotion~旭川カプセルクラフトの挑戦~」
【優秀賞(成績順)】
山形市立商業高等学校
「Going音(on)~心に流すNew Business~」
岩手県立宮古商業等学校
「新たなる挑戦―ふるさと納税による地域活性化を目指して―」
宮崎県立富島高等学校
「富島商人物語2~Turning class lessons into experience~」
【大会について】
冒頭でも述べた通り、各地域を代表して全国大会へ臨む学校の研究内容、成果、プレゼンテーションは、その全てがすばらしいものです。出場する生徒たちも意識高く、自分たちの活動に誇りを持っていることが見て取れます。
今大会では、地域をテーマにおもちゃの自動販売機「ガチャガチャ」で伝統工芸品を広めたり、音が及ぼす販売促進効果を検証するため自作のBGMで販売活動を行ったりと、個性的な研究が目立ちました。商業の学習領域を基盤にした活動は発展と飛躍を遂げ、それぞれの地域で商業を学ぶ生徒たちが活躍し、活性化に貢献していることが感じられました。
また、大会2日目の日程終了後に開催された「生徒交流会」では、地元高校のPTAの方々が炭火で焼いた宮崎地鶏がふるまわれるなど、和気藹々と交流を楽しむことができました。
9月24日(土)、広島県福山市「広島県民文化センターふくやま」で標記大会が開催されました。
中国ブロック5県から、11校が出場し、地域に根差した取組を発表し合いました。
【最優秀賞(全国大会出場)】
岡山県立岡山南高等学校
「ブランド×ブランド×ブランド
~南紅菓で検証する!南効果のリアルなチカラ~」
【優秀賞(全国大会出場)】
広島県立広島商業高等学校
「あなたへ近づく広商PB商品
~ジェラートDEパンダでWIN・WIN・WIN~」
【優秀賞(発表順)】
島根県立情報科学高等学校
「安来の手仕事情報メディアミックス戦略
~どんなメディアが最もターゲットのもとへ届くのか?~」
玉野市立玉野商業高等学校
「玉結び ~あなたと玉野をむすびます~」
広島市立広島商業高等学校
「価格ワンダーランド ~私たちの設定した価格を追いかけて~」
島根県立出雲商業高等学校
「出雲の自然を若い世代に ~女子高生 山を救う~」
【優良賞(発表順)】
鳥取県立米子南高等学校
「パパ・ママが住みやすい町づくり ~安心して子育てができる町へ~」
山口県立萩商工高等学校
「ビジネスプランとビジネスプレゼンテーションの研究
~地域総がかりでの地方創生について~」
鳥取県立鳥取商業高等学校
「思いを胸に!地域密着ビジネス”最前線”
~買い物弱者問題にみるビジネスの原点~」
広島県立総合技術高等学校
「地域コラボによる「白いたこ焼き」開発 ~次なる発展に向けて~」山口県立柳井商工高等学校
「高校生と小学生のビジネスアクション
~伝統織物「柳井縞」商品の新たな展開~」
【大会について】
今年度も各校が地域に存在する課題を掘り起こし、その解決を目指した研究であったが、従来から盛んに取り組まれている商品開発に学校デパートや地域の課題解決策などをからめ、複合的な研究内容も多くみられた。中でも、最優秀賞となった岡山南高校は、これまでの実績から自校に「ブランド力がある」との前提を置き、それを検証する商品開発を行うなど、地域の特産品を活用しつつも違った視点の研究発表が他校と異なる点であったように感じる。また、岡山南高校とともに全国大会へ進出した県立広島商業高校は、広商デパートのPB商品を開発し常設販売を実現するなど、特徴的な商品開発がなされていた。
いずれにせよ、研究内容は年々、進化と深化を遂げ、どの学校の発表からも多くの学びが得られる内容であった。
8月9日(火)に山陽新聞社「さん太ホール」にて標記大会が盛大に開催されました。
県下8つの商業教育協会加盟校が参加し、商業を学ぶ生徒たち約100名が出場して平素の研究実践の成果を報告し互いの見聞を広げることができました。
結果等は次のとおりです。
【最優秀賞】
岡山県立岡山南高等学校
「ブランド×ブランド×ブランド~”南紅菓”で検証する!南効果のリアルなチカラ~」
【優秀賞】
玉野市立玉野商業高等学校
「玉結び~あなたと玉野をむすびます~」
【優良賞】
岡山県立倉敷商業高等学校
「高梁川流域の天然資源を活かしたインバウンド戦略」
【奨励賞(発表順)】
岡山県立岡山東商業高等学校
「地域と共に生きる~東商デパートサテライト店を商店街に~」
岡山県立笠岡商業高等学校
「ぼっけぇ まったり ええとこじゃあ~Find Treasure in 笠岡(KASAOKA) Islands~」
【その他の出場校(発表順)】
岡山県立津山商業高等学校
「津山活性化プロジェクト~土産物で津山を活性化~」
岡山県立玉島商業高等学校
「「220’s HISTORY」~90年と130年の歴史の追求~」
岡山県立高梁城南高等学校
「『高梁!魅力!!発見!!!』~城南colorsからの報告書~」
【大会について】
この大会も今年で26回を数え、伝統ある大会に育ってきました。商業に関する課題を生徒が自ら見つけ、その問題解決をはかるため、仮説から企画、実践、検証へと進めながら次なる課題を更に考えるという難しいテーマを持つ標記大会に岡山県内で商業を学ぶ高等学校のうち例年10校前後が出場していますが、今年度出場校は8校にとどまりました。
今年の大会も昨年に引き続き各校レベルアップがはかられており、大変に見どころの多い研究が多かったという印象でした。地域資源を生かそうと、地域イベントに積極的に取り組んだり、地域との連携を図ったりと、出場校すべてが「地域」をテーマに具体的な実践を行っていました。こういった取り組みは、これからの日本、地域社会になくてはならないものです。グローバル化が叫ばれ、日本人も国際的な視点を養わねばなりません。しかし、真のグローバル化は地域を見据えてこそ、という話も多く聞かれるようになっています。自分の生まれ育った地域に思いを馳せ、調べ、学び、知ることで、様々なことに気付ける力が、真のグローバル社会を生き抜く力となる。このことに多くの国や人々が気付きはじめているのです。この点からも、この大会の意義が時代のニーズ・流れに沿い、必要とされる所以ではないでしょうか。
今後も大会への取り組みを通じ、商業を学ぶ多くの生徒たちが、自分が生まれ育った地域を知り、考え、チャレンジし、そこから多くのことを学んでくれることを期待します。
課題研究チャレンジコース『販売実習』
今年度実施日:6月17日(金)、9月23日(金)、11月25日(金)
新見高校総合ビジネス科3年次生の課題研究でチャレンジコースを選択している生徒が販売実習を行いました。
この授業では仕入れ商品の選択、交渉、準備、販売、決算など一連の活動を通して、これまで学んできた会計・情報処理・マーケティング等の知識を統合的に生かし、主体性や接客のマナー等を向上させることを目的としています。
販売活動は年3回、近隣のスーパーの一角をお借りして行います。全国各地から取り寄せた商品と本校生物生産科の野菜や花、工業技術科の制作したブックエンドやメモスタンド、総合ビジネス科のたまごご飯専用しょうゆ等も販売しており、地域の方にも大変ご好評いただいています。
今年度も年3回の販売実習を終えましたが、まだまだ改善点があり、「もう一度やりたい」という声が聞こえてきます。