第26回 岡山県高等学校生徒商業研究発表大会について
2017年01月10日(火)
8月9日(火)に山陽新聞社「さん太ホール」にて標記大会が盛大に開催されました。
県下8つの商業教育協会加盟校が参加し、商業を学ぶ生徒たち約100名が出場して平素の研究実践の成果を報告し互いの見聞を広げることができました。
結果等は次のとおりです。
【最優秀賞】
岡山県立岡山南高等学校
「ブランド×ブランド×ブランド~”南紅菓”で検証する!南効果のリアルなチカラ~」
【優秀賞】
玉野市立玉野商業高等学校
「玉結び~あなたと玉野をむすびます~」
【優良賞】
岡山県立倉敷商業高等学校
「高梁川流域の天然資源を活かしたインバウンド戦略」
【奨励賞(発表順)】
岡山県立岡山東商業高等学校
「地域と共に生きる~東商デパートサテライト店を商店街に~」
岡山県立笠岡商業高等学校
「ぼっけぇ まったり ええとこじゃあ~Find Treasure in 笠岡(KASAOKA) Islands~」
【その他の出場校(発表順)】
岡山県立津山商業高等学校
「津山活性化プロジェクト~土産物で津山を活性化~」
岡山県立玉島商業高等学校
「「220’s HISTORY」~90年と130年の歴史の追求~」
岡山県立高梁城南高等学校
「『高梁!魅力!!発見!!!』~城南colorsからの報告書~」
【大会について】
この大会も今年で26回を数え、伝統ある大会に育ってきました。商業に関する課題を生徒が自ら見つけ、その問題解決をはかるため、仮説から企画、実践、検証へと進めながら次なる課題を更に考えるという難しいテーマを持つ標記大会に岡山県内で商業を学ぶ高等学校のうち例年10校前後が出場していますが、今年度出場校は8校にとどまりました。
今年の大会も昨年に引き続き各校レベルアップがはかられており、大変に見どころの多い研究が多かったという印象でした。地域資源を生かそうと、地域イベントに積極的に取り組んだり、地域との連携を図ったりと、出場校すべてが「地域」をテーマに具体的な実践を行っていました。こういった取り組みは、これからの日本、地域社会になくてはならないものです。グローバル化が叫ばれ、日本人も国際的な視点を養わねばなりません。しかし、真のグローバル化は地域を見据えてこそ、という話も多く聞かれるようになっています。自分の生まれ育った地域に思いを馳せ、調べ、学び、知ることで、様々なことに気付ける力が、真のグローバル社会を生き抜く力となる。このことに多くの国や人々が気付きはじめているのです。この点からも、この大会の意義が時代のニーズ・流れに沿い、必要とされる所以ではないでしょうか。
今後も大会への取り組みを通じ、商業を学ぶ多くの生徒たちが、自分が生まれ育った地域を知り、考え、チャレンジし、そこから多くのことを学んでくれることを期待します。