第30回 中国五県高等学校生徒商業研究発表大会について
2017年01月10日(火)
9月24日(土)、広島県福山市「広島県民文化センターふくやま」で標記大会が開催されました。
中国ブロック5県から、11校が出場し、地域に根差した取組を発表し合いました。
【最優秀賞(全国大会出場)】
岡山県立岡山南高等学校
「ブランド×ブランド×ブランド
~南紅菓で検証する!南効果のリアルなチカラ~」
【優秀賞(全国大会出場)】
広島県立広島商業高等学校
「あなたへ近づく広商PB商品
~ジェラートDEパンダでWIN・WIN・WIN~」
【優秀賞(発表順)】
島根県立情報科学高等学校
「安来の手仕事情報メディアミックス戦略
~どんなメディアが最もターゲットのもとへ届くのか?~」
玉野市立玉野商業高等学校
「玉結び ~あなたと玉野をむすびます~」
広島市立広島商業高等学校
「価格ワンダーランド ~私たちの設定した価格を追いかけて~」
島根県立出雲商業高等学校
「出雲の自然を若い世代に ~女子高生 山を救う~」
【優良賞(発表順)】
鳥取県立米子南高等学校
「パパ・ママが住みやすい町づくり ~安心して子育てができる町へ~」
山口県立萩商工高等学校
「ビジネスプランとビジネスプレゼンテーションの研究
~地域総がかりでの地方創生について~」
鳥取県立鳥取商業高等学校
「思いを胸に!地域密着ビジネス”最前線”
~買い物弱者問題にみるビジネスの原点~」
広島県立総合技術高等学校
「地域コラボによる「白いたこ焼き」開発 ~次なる発展に向けて~」山口県立柳井商工高等学校
「高校生と小学生のビジネスアクション
~伝統織物「柳井縞」商品の新たな展開~」
【大会について】
今年度も各校が地域に存在する課題を掘り起こし、その解決を目指した研究であったが、従来から盛んに取り組まれている商品開発に学校デパートや地域の課題解決策などをからめ、複合的な研究内容も多くみられた。中でも、最優秀賞となった岡山南高校は、これまでの実績から自校に「ブランド力がある」との前提を置き、それを検証する商品開発を行うなど、地域の特産品を活用しつつも違った視点の研究発表が他校と異なる点であったように感じる。また、岡山南高校とともに全国大会へ進出した県立広島商業高校は、広商デパートのPB商品を開発し常設販売を実現するなど、特徴的な商品開発がなされていた。
いずれにせよ、研究内容は年々、進化と深化を遂げ、どの学校の発表からも多くの学びが得られる内容であった。